映画と本と、ときどき、お酒

思いつきで徒然なるままに

嫌われても、スジを通してる方がいい。

坂上忍さんの「スジ論」を読みました。で、そもそも私の中でスジを通すって何だろう?と考えて、一つ見つけました。

 

【私なりのスジ論】

知り合い...いや、もう他人かもという子の話。

 

好き嫌いがすごい激しい子(女子)がいまして。

 

別に好き嫌い自体はあっていいんです。どうしたって合う・合わないはあるし、無理やり嫌いな人を好きになる必要もないと思うし。


ただその子の場合は「(自分は)あなたのことが嫌いだけど、あなたは私を好きでいて」と言うタイプだったんです。今思えばですが。

 

そこに気づいたのは、ある人(仮にAさん)への対応を見た時。Aさんがいない場では悪口言ってるのに、Aさんがいる場で「ここが良くないので直して欲しい」と言う話をしたら、かばうようなことを言うんです。

 

(えっ!?あなた、昨日同じようなことをもっと口汚く、なんならこっちがちょっと引くくらいの貶し方で言ってたよ!?)

 

...と衝撃と共に軽く引く。で、でもまぁ本人の前だし、嫌いだと言っていたけど、今は好きになろうと努力してるのかな?とか思っていました。


が。

 

別の日、Aさんがいない時はいつも通り止まらない愚痴。さらに後で知ったことですが、上司や別部署の人にも同じような内容を愚痴っていたという...。

 

えええっ!?!?(←この時点でだいぶドン引き)

 

さらにトドメは、あれだけ本人以外には愚痴っているのにも関わらず、Aさんの家に遊びに行ったり、お弁当のおかずをもらったりして平気で仲良くしているところでした。

 

もう、呆然ですよ。。。


愚痴っている時の言い方や内容から本当に嫌いなんだと思っていたのに、本人がいるところではすごく仲がいい(振り?振りなのか?いや、でも本当に仲良い友達みたいに接しているんですよね)。普通、嫌いだったらそれなりに距離を置いた付き合いになるのに。

 

もう、何がしたいのか分からないわ、とにかく怖いわ、私も同じようにされてるんじゃないかと疑心暗鬼になるわで精神衛生上良くない!

そう思ったので、さりげなく距離を置かせてもらいました。だって私、そういう面を見ても付き合えるほど心のキャパ広くない(笑)

 

なんでそんなことができるのか全く意味が分からないし、スジが通ってないしでモヤモヤしていたんですが、要は「誰にも嫌われたくない」人だったんだな、と。

 

人に嫌われたくない。その気持ちは分かりますが、でもそれならいないところであれだけ悪口言うのもおかしな話かな、と(その場にいた人の中で率先して、かつ一番酷いことを言っていた)


自分が相手のことを嫌うのであれば、相手に嫌われることも覚悟の上でやるものじゃないでしょうか。好きになって欲しいなら、まずは自分が好きにならないとね。それが相手に対して最低限の礼儀かな、と思います。血が繋がった家族でもないのに、そこで甘えてどうする...と言う私のスジ論。

 

嫌われる覚悟も、好きになる覚悟もない。でも自分は好かれたいなんて虫が良すぎるよ!